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■ 光学器 01

双眼鏡の上手な選び方(仕様・性能表の見方)

■ 倍率について

倍率とは、肉眼で観察した時の1/倍率の距離まで近づくのと同じ大きさで見ることを意味します。例えば、倍率10倍の双眼鏡で1000m先の物体を見たときには、1/10の距離つまり、100m先まで近づいて見たのと同じ大きさになります。

倍率は、高ければいいというものではありません。一般的に倍率が高くなると「視界が狭くなる」、「像が暗くなる」、「手ぶれが大きくなる」などデメリットがあります。そのため手持ちで見る場合は、4倍〜10倍程度のものが見やすく、それ以上の倍率になると手ぶれが生じ見づらくなります。高倍率の双眼鏡で手ぶれが生じる場合は、三脚などの使用をお勧めします。

■ 対物レンズ有効径について

双眼鏡の明るさを知るうえでの目安となります。大きいほど集光力があり、解像力が向上します。

■ 明るさについて

双眼鏡を30cmほど離して、接眼レンズを見るとレンズの中心に明るい円形が見えます。これを双眼鏡の「ひとみ」といい、この直径を(mm)で表したものを、「ひとみ径」といいます。

ひとみ径の直径が大きいほど像が明るく見え、夕方や夜間などでの使用に威力を発揮します。日中あかるいところでは、人間の瞳孔径は、2〜3mmありますから、ひとみ径が3mm以上の双眼鏡であれば、観察に充分な明るさを持っています。また、夜間など暗い場所では、人間の瞳孔径は最大7mmまで大きくなりますので、双眼鏡のひとみ径も7mm程度の双眼鏡を使用されるのが望ましいでしょう。

ひとみ径が、双眼鏡のカタログに表示されていない時は、以下の方法で算出できます。

ひとみ径=対物レンズ有効径÷倍率

例えば対物レンズ25mm、倍率10倍の双眼鏡であれば、
ひとみ径は2.5mm(25mm÷10)となります。

 


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